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20代後半で、ギラっと鋭い瞳、白のスーツを愛用し、ムースか何かでオールバックに纏めた金髪。
左耳にはシルバーのピアスが光っており、『今時の若い人』といった印象を流詩は抱いていた。
『いっしー。ちょっと怖いけど、今日もかっこいいね』
『まあ、若いし顔立ちが綺麗だからね。でも、遊んでそうだね』
石黒は女学生に人気があり『いっしー』と呼ばれているらしいが、流詩にとってはどうでもいいことだった。
まあ、とどのつまり流詩は石黒が苦手なのだ。
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