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威嚇の為、安藤警視は時々銃口をこちらに向けながら、部室の外に出る。
そして、太田君が扉に手をかけた時、
『待って!太田君』
私の言葉に、太田君は立ち止まる。
ただ、背を向けたままこちらを向かない。
私は、太田君の背中に向かって話し始めた。
『あなたは…今も、殺人衝動があるの?』
『………』
『あなたが、私達の前で笑っていたのは…嘘だったの?』
『………』
『あなたは本当に…』
『うっせえなぁ』
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