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あなたっていつもそう なんつーかさ、 毎回同じことするよね。 気に入らないことがあると すぐにあなたは拗ねて 私の大事なものを隠す。 「みーつけた」 「う~…」 「帰りますよ」 不機嫌そうなあなたが可愛くて、 私はあなたが尖らせている唇に 優しくキスをした。 沢山の愛しい、を込めて 「ほら、ね?」 差し伸べた手をあなたが おずおずと握る 「んふ、顔真っ赤」 「うっさい!」 そう言ってあなたは悪態つくけど、全然怖くない。 むしろ可愛くてしかたがない。 二人で手を繋ぎ夕陽を背に歩く。 「ね、今日見た?」 ニコニコしながらあなたは私に問いかける。 もう機嫌治ったの? 嬉しそうに聞くあなたはやっぱり可愛い。 「何をよ」 「虹!」 「あぁ、見てない」 だって、大切な大切な一番大事なものを探していたからね。 「ざんね~ん!綺麗だったのになぁ」 「いいの。それより綺麗なもんがすぐそばにあるから。」 「なにそれ、負け惜しみ?」 クスクス笑いながらあなたが聞く 「私の1番大事なものだよ」 そう言うとあなたは 興味津々に「なになに!?」 なんて聞いてくるけど 「…内緒。」 あなたには言えないかな、 だってそれは、 「それより早く帰ろ。腹減った。」 「え~、誤魔化す気ぃ?」 目の前にいるあなただから 〆
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