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驚いた。
僕が乗っとる事ができる身体、しかも憑依までできる身体をやっと見つけた。
それより先に、彼女は“凪”に言ったんだ。
“貴女は独りじゃない”と。
本人が直接言った訳ではない。
彼女が凪の両親に発した言葉に、その思いが込められていたんだ。
僕は“クローム”と契約した。
そう“凪”は“クローム”に変わったんだ。
「クフフ…
君はクロームを大切にしてくれますか?」
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