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第1章 出会い
NO.2
店のガラスに映っている風景を良く見ると反射して映っているものが歪んでいて慶斗がガラスに顔を近づけたその時「メリッ」っと何かが慶斗の顔面にめり込み周りにいた人が全員釘付けになる。
ガラスが割れる事なくいきなりガラスから人が、しかも二人も出てきた挙げ句それに巻き込まれた青年の顔面に足がめり込んでいる為。
その二人はラオで空間に引きずり込まれたカシムとレイアだった。
そんなのが慶斗とカシム、レイアの出会いだった。
(ちなみに顔面にめり込んだ足はレイアの足)
とりあえず公園に移動し慶斗は顔面の痛みを消す事とカシム達を落ち着かせるのに1時間かけ、カシムはこの間に自分達が『別の世界』に来ている事を悟る。
少し落ち着いた所でカシムは話しはじめ・・・・・るが!!
信じられるハズがない。
いきなりAGと言う組織とブラード側との戦争の話し、ESと呼ばれる「空間をいじる装置」の話し。
今度はその暴走したESと言う装置を操作している最中中に時空の歪みに引き込まれマンガやアニメで聞く様なテレポート的な状況でこの世界へ来た話し。
どこからどう聞いてもこの世界では有り得ない。
「出来過ぎている。創り話なのに・・・けど退屈凌ぎにはなる」と慶斗は思っていた。
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