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私は続けて問うた
「して困り事とは?
転生してまでとは余程の事であろう」
乙女は座禅を崩し氷山を見渡した。
そして応えた
「・・・私には今娘独りと孫娘独りがおります」
桎梏の血までも引き受けたか
この女・・・
私はやはり舞を続けながら問うた
「ほう・・・
やはり伴侶は紫原か?」
乙女は顔色一つ変えず答えた
「はい。やはり紫原も転生を」
生まれ替わっても伴侶
そこは替えぬか・・・
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