紅湖と申します

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それから何時間経ったであろう 先に口を開いたのは私であった 「乙女よ。お前の寿命はあと何ヶ月 ・・・いや何日あるのだ」 乙女は顔色一つ変えずまた口を開いた 「あと100日と半日あたりですかな」 ・・・力の弱さはそこからか さて・・・ 引き受けさせるつもりであろうが 桎梏の血・・・ 簡単には消せまい 娘の血は絶えさせるわけにはいかぬよの 娘には徒らしい伴侶が待って居る・・・か さて紫原ならばどうするであろうか
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