五枚目

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君が家に来たのは私が生まれるよりも前だった 小さな時から 何をしていてもいつも一緒で 私が泣いている時には 慰めるようにずっと側にいてくれたね おかげでちっとも淋しくなんかなかったよ でも私は友達ができて君といる事が少なくなった 別に君の事が嫌いになった訳じゃなく 友達と遊ぶ事が多くなっただけ 友達と出かける事が多くなっただけ そんな私だけど それでも君はいつも側にいてくれた 最後の最後まで私の側を離れなかったよね もし君と話す事ができたなら 幸せだったかを聞きたいな… 私は幸せだったよ いつも側にいてくれてありがとう いつまでも忘れないから ゆっくり眠ってね
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