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「ウィル子のマスターの事で相談があるのですが・・・」
「相談?」
「はい・・・」
ウィル子ちゃんはとても深刻な表情をしている、その直後に真剣な面持ちでウィル子ちゃんは言った。
「マスターがいまだに引きこもってるんです!!」
ひきこもり?
あのヒデオさんが?あの世界を救ったはずのヒデオさんが?しかもまだ?
「なんでそんな大事なことを私に?」
「相談できるまともな人がラティさんしかいなかったんです」
「美奈子さんは?」
「就職しちゃて暇がないみたいなので」
「じゃあエリーゼさんとか」
「どこに行ったのかわからないのですよ~」
「うーんリュータ君とか?」
「エンジェルセイバーの方が・・・」
「それじゃあ、鈴蘭様とかは・・・無理ですね」
「そうですよ」
「で、今ヒデオさんはどこに・・・」
「ネット廃人になっちゃいました・・・」
「それで私の所に?」
「はい、ネット上で無理なくマスターを外に誘ってもらいたいのです」
なんとも無理難題、いわゆるオフ会に誘えということなのだろうが、そんなに簡単に誘えるようなもんじゃないし・・・
「ラティさん携帯電話のサイトには登録していますか?」
「へっ!?まぁ一応登録はしていますね」
「その中にモバゲータウンというサイトはありませんか?」
「あ、そこにヒデオさんがいるんですね」
「さすがラティさんは話が早いですね、『蒼遊星の暗黒』で検索してやってください。それがマスターです」
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