そのころの未来視の魔眼

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そのころの未来視の魔眼

不景気。 それは僕たちの世代が作り出した物ではなく、大人達の作り出した時代。 汗水流して精一杯働いた大人達は不景気に苦しんでいる。 だが、その一つ上の国民の奉仕者と呼ばれる集団、通称公務員は何一つ生活に変化が無いように見える。 その集団の一部である警察という存在、それは単身上京してきた就職浪人の僕が道を歩いてるだけで職務質問という強権をふりかざす組織。 僕はただ就職がしたいだけなのだ。 ただ人相が悪いというだけで職務質問をされ、完全に腐ったみかん扱い。 そのせいで周囲からは蔑まれ、就職も面接すらして貰えない。 僕はこの世界に不要なのか? 大人達は全ての人間は理由があって産まれてきたと言う。 否 しかし僕は誰にも必要とされなかった。つまりすっかり疲れました
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