~に、なりたい。

3/10
前へ
/29ページ
次へ
「オレがそんな事で許可出来ると思うか?」 「出来ると思うからこうやって頼みに来てるんでしょう?」 またもや、不愉快な笑い声を上げる骸に、机の上にあった万年筆を骸に投げた。 「危ないですね。当たったらどうしてくれるんですか」 「そんな事で当たったら雲雀さんのヒバードに殺されてるよ」 「意味がわかりません」 骸はオレがさっき投げた万年筆を机に置く。 些かムスッとした顔の骸に笑顔を向けた。 「ありがとう。報告書はOKだよ。さて、後は理解出来ない要望だけだね」 無くさない様にと、書類入れの箱に報告書を入れ、肘を付いて骸を冷めた目で見た。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

90人が本棚に入れています
本棚に追加