新撰組《壱》

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翌日。 近藤と土方は留守を山南に預け芹沢、新見らとともに4人で会津本陣に向けて壬生から東へ出掛けた 壬生から勝手に出ることは出来ない 浪士隊には「市中見物」と届けでた 勿論表向きである。 誰も彼も4人には見向きもせす京の往来を世話しなく動き商いに精をだす 当然だがまだ京都を戦慄させる存在になるなど本人達すら思ってもいなかった。 正午をやや過ぎ、時間は午後に傾き始めた頃ようやく黒谷にある会津本陣に到着した。
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