幕末

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「源さん 平助」 土方は声をかけて近付いた 「あ! 土方さん おかえりなさい」 ニカッと無邪気で快活そうな笑顔で藤堂は答えた この道場では土方が藤堂に手ほどきしたので、師弟にあたる 「おぉ 歳さん 今日は稼いだようだね」 間延びしたゆったり口調で井上も答えた 「あぁ 今日は豪華だぞ それより馬鹿二人を知らないか?」 「あぁ‥ 二人なら昼間からコレですよ」 ニヤっと笑い、藤堂は賽を振るてぶりをしてみせた
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