幕末

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「たくっ… 働きもしねぇであいつらは」 土方は深く息をつく 「あの二人、悪い人じゃないんですけど… 総司の次に真面目になることがありませんから」 藤堂は顔を綻ばして言った 「斎藤の爪のアカでも煎じて飲ませておくんだったな…」 今はいない仲間を引き合いにだす 斎藤一。 寡黙で至極、真面目な男である ただ酒を呑むと人を斬る癖があり、旗本を斬り捨ててしまったため姿をくらませた。
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