幕末

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この賑やかな男子達の集団が、のちにもっとも人を斬り、恐れられ、そして最後の最後まで誠忠を貫きとおした新撰組の中核を為す人物達である。 時代は、彼等を必要としていた。 この道の先に悲劇しかなく、決して実ることがない徒花のように、血飛沫が如く散る運命にあったとしても。 彼等ならば桜の花びらの如く、散ることを厭わないことを知りながら…。
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