新撰組《壱》

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「英雄ですな 芹沢先生。 しかし自重していただきます ところでお返事の件は…」 「…あぁ 守護職のわたりをつけるアレか」 「そうです。」 「昨日も行ってきた 兄ももう返事があるだろうと言っていた あれがあれば京は俺と君の天下になるな」 「いえ… 私は朴念仁です しかし先生は京洛第一の国士となられるでしょう」 「近藤君 おだててもダメだぞ」 「そんな… 私は巧言を用いれるような男ではありません」 「それもそうだなぁ」 芹沢は笑い声をあげる
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