新撰組《壱》

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それは案外、早かった。 翌日―。 京都守護職、松平容保の公用方戸島機兵衞から使いが芹沢の元へ来たのだ 「ぜひ会いたいとおっしゃっております お手数ですがぜひ、本陣にお越しください。 ですが人目もあること故、何卒ご内密にお願い致します」 と念を押し帰っていった 「…ということだ」 夜。 山南と近藤に、土方は告げていた 「これで事がなったも同然だね」 「あぁ そうだな…」 請け合った山南の隣で近藤はため息まじりに呟く
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