誕生

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「さて、どうしよう。二人か。一人だと思って、名前を考えていないぞ」 少し困惑していた父親だったが、すぐに開き直ったような顔をしていた。 「前から考えていた名前はエイトだから、もう一人はナインとかでいいか!」 二人の名前が決まった瞬間だった。 「そうだ!見の賢者に報告に行って、二人の能力を見定めてもらわんといかんな」 父親は自分の足に魔力を込めて走っていった。 それは風の如く速い動きだった。
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