成長、そして入学。

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エイトが発する魔力は他の生徒の誰をも圧倒する力だった。 「みんな席に着けぇ!」 クラスが膠着状態にある中、先生らしき人物が教室に入りながら、クラス全体に声を掛けた。 「おい。そこの青髪と赤髪。早く席に着け」 青髪と呼ばれたのはエイト、赤髪と呼ばれたのはナインである。 二人は静かに従って、席に着いた。 「さすが、先生となると強い魔力だな」 「そうだね。でも、兄さんが本気出せば、何とかなるくらいじゃないかな?」 「そこ!静かにしろ!」
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