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ここは緑に囲まれた国リベルのとある田舎町
「ばあちゃん!俺の子はまだ産まれないのか!?」
青い短い髪をツンツンに立てた、体格の良い男性が少し苛立った様子で白い衣装を身にまとった老婆にそう尋ねる。
「騒ぐでない。少し手間取ってはいるが、心配はない。お前はうるさいから、外に去ね。」
「いね。ってなんだよ!俺に出来ることは無いのか!?」
「無いから出ておれ!」
老婆の声に気圧された男は渋々外へと出ていった。
「それにしても、二人とは聞いておらんかったぞ。」
老婆はまた静かにお産の手伝いを始めた。
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