第二章 休暇

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シオン『(休暇……久しぶり過ぎて何すればいいのやら…まずは、あそこに行ってそこから考えるか…。)』 ―――ゴォォォォ!! 『人工太陽』の光が……まぶしいくらい近くに見える…ここは『祈りの丘』 ここアンバーグラウンドは『女帝』制で、国を統治している『女帝』様は同時に『宗教』そのものの対象であり…そして『最高聖職者』でもある…祈りをささげる神聖な場所として、ここ…ユウサリでも有名なスポットなのだ。 シオンも『あの人』もよくここに来ていた。 ここに来ると…大切な『誰か』を忘れているような気がする…思いだそうとしてもそのことは闇へと消えて結局は思い出せない… ヴォルガ「ガルル!」 シオン『ハッ!……ヴォルガ。大丈夫だ…少し考え事をしていただけだ。(ナデナデ)』右手でヴォルガの頭を撫でた。どういわけか12年前と三百十一日目のあの日から左腕が動かない…何故だ…? シオン『(考え事をしててもラチがあかない)シルベットの所に行くか…』
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