第三章 配達開始!

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ネリ「あ、あぁ!分かった!💦今から作るから待ってろよ!!」とキッチンへと向かっていった シオン『不味いもん出すなよー!出したらお前をヴォルガの餌にしてやるからなw』とキッチンにいるネリに声を出した ネリ「安心しろって!」 しばらくし……ネリが作った料理が運ばれてきた。美味しそうな匂いがし腹の虫が鳴った。それを聞いたネリが大笑いしシオンが『早く食べるぞ‼💦』といいようやくご飯を食べ始めた。 ネリ「で…美味しいか?」と目を輝かせながらシオンに聞いた。 シオン『………美味しい。』とぽつりと呟いた。 ネリ「だろ⁉うまいだろ⁉」とはしゃぎながら言った ひととおり食事も食べ終わりシオンは心弾銃の手入れをし始めた。それを見ていたネリは ネリ「それ……大事な奴なのか?」 シオン『………分からない、気づいたら俺の手元にあった……』手入れをするのを止め心弾銃を見つめた シオン『12年前と三百十一日目の『瞬きの日』と呼ばれたあの日から…俺には恥ずかしいながらも、恋人の記憶がないんだ……』 ネリ「何で、記憶がないんだよ、おかしいだろ?」と首を傾げた シオン『自分でも不思議だ……あのとき覚えてたのは、自分がテガミバチで配達の途中だったんだ。俺の恋人もテガミバチをやってたらしいんだ。でも、配達途中に鎧虫に心を食われて死んだ…って聞いた。死ぬ前に首都に行くからって、武器を新調して、当時俺はまだ駆け出しのBeeだったから古い心弾銃を使ってたんだ。そしたら、あの人が、いつも大事に使っていた、この心弾銃を譲ってくれた。』
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