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ラヴィード「何でマーシャルはあんなトコにいたんだ?あそこは、滅多に人が近づかない場所なのに…」
マーシャル「…言った方が良いかな?」
ラヴィードの質問に、途端とマーシャルの顔が暗くなった。
ラヴィード「え?いや…無理なら別に…」
マーシャル「ううん!大丈夫!えっとね…」
ラヴィード「……………」
マーシャル「いきなりぶっちゃけると実は私、元は一国の王女なの。」
ラヴィード「えぇっ!?マジでぇっ!?」
マーシャルのとんでもないぶっちゃけ発言に、ラヴィードは心底驚愕した。
マーシャル「うん…その国は、ライン国ってトコなんだけど…」
ジェボ「ライン国?確か、そこは魔物の猛攻によって滅ぼされたって聞いたが…」
マーシャル「そう…そして、私は命からがら小型飛行機に乗って逃げて来たんだけど…なんせ地図もないし、ここがどこだか全く分からない…」
マーシャルの顔が、段々深刻になっていく…
マーシャル「困ったその矢先に、私は魔物の大群に襲われたの。」
ラヴィード「まさか…墜落したのか?」
マーシャル「ええ…私も魔術で応戦したんだけど…それも虚しく、飛行機は墜落したわ。そして目が覚めると、私はドラゴンの背中にいた…って訳。」
マーシャルは淡々と、且つ簡潔に説明した。
ラヴィード「…だからドラゴンを吸引したら、お前が落ちたのか。」
マーシャル「吸引?」
聞き慣れない単語に、マーシャルは可愛らしく小首を傾げた。
ラヴィード「あぁ、後で説明するよ。」
マーシャル「あ…そう…」
ジェボ「んで、続きはぃ?」
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