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-ハンターギルド・レヴァン地点-
カランコロン…
ギルド内は、様々なハンターで賑わっていた。
ガチムチ体型の男から、ギルドに相応しくないようなスレンダー美女まで。
ラヴィード「フゥ…相変わらず男臭ぇなぁ…」
比率は男の方が上。
ハンターの男「ん?おぉっほぉ~う!ラヴィードぉ!今日も早いね~!」
ラヴィード「よぉ…ってアンタ酒臭ぇよ!こんな朝っぱらから呑んでたってのか…?」
ハンターの男「ば~かやろぉ!朝じゃねぇ!昨日の夜からだぁあい…」
ラヴィード「はぁ…ジェボ親方はいるか?」
もはや扱いは慣れてる様子。
ハンターの男「ん?おぉ~…そこのカウンターにいるだろぉ?」
ラヴィード「…あ、ホントだ。じゃな。早く酔い冷ませよ?」
ハンターの男「おぉ~!!!」
と諭されるが、早速ハンターの男は酒をガバ飲みした。
ラヴィード「はぁ…女の子がバディーになったりしてくんねぇかな~…?」
*「残念だが、そいつぁ無茶な話だぜ?ラヴィード坊。」
ラヴィード「うおぉっ!ジェボ親方…いたのかよ…」
ラヴィードが余所見で歩いた先に、黄土色に近い茶髪を前髪以外カチューシャで盛り上げた筋骨隆々なオッサン、ジェボ・アークトルマがいた。
それにしてもひどい扱い。
ジェボ「お前からカウンターに近づいて来たんだろーが…で?依頼を確認しに来たんだろ?」
ラヴィード「あぁ。何か良いの無いか?出来れば報酬が高めの…」
ジェボ「それなら…このドラゴンが手頃じゃねぇか?ランクはBだが、お前ならイケるだろ。報酬は、5000ガルドだぜ。」
と、ジェボは依頼が書かれた一枚の紙をラヴィードに差し出した。
ラヴィード「まぁ…確かに手頃だな。5000ガルドありゃ、2ヶ月は持つな。で?獲物は…?」
ジェボ「あぁ。こっから西の森にいる。ドラゴンは木よりでけぇから、すぐに見つかるぜ。」
ラヴィード「成る程ね…」
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