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見ると、先程ドラゴンがいた場所に倒れた人影が見えた。
ラヴィード「何だ…?誰だろ?」
よく見ると、それは少女のようだ。
綺麗な長い薄青髪が特徴的な美少女。
ラヴィード「だ…誰だ?こんなトコに女の子なんて…」
少女は、傷だらけで倒れていた。
ラヴィード「どーしよ…知らない人には関わっちゃ駄目っぽいしな…」
すると、少女が…
*「…ん…」
目を覚ましたようだ。
ラヴィード「ん?お?目ぇ覚めちゃった?」
*「…?あなたは…?それに…ここどこ?」
ラヴィード「お…俺はラヴィード。ラヴィード・シャルベイト。んでここはフィムレイン国。仕事でここに来たんだけど…ところで君は?」
*「わ…私はマーシャル…マーシャル・ライン・メルデルス…ぅぐっ!!」
ラヴィード「えっ!?」
名乗った瞬間、マーシャルが苦しみ出した!
マーシャル「うぐぅ…!い…痛い…!」
マーシャルは右腕を押さえて悶え苦しむ!
よく見ると、血が滲み出ていた!
ラヴィード「ちょっ…ヤバイヤバイって!とっ、とりあえず立てるか!?」
マーシャル「う…うぅ…手を取らないと無理かも…」
ラヴィード「手!?手だな!ほれ!」
ラヴィードはマーシャルに手を差し伸べた。
マーシャル「うぐ…と…とりあえず立てたけど…どうすりゃいいの?」
ラヴィード「お姫様抱っこは我慢出来るか?」
マーシャル「う…うん…」
ヒョイッ
と、ラヴィードは軽々とマーシャルをお姫様抱っこする。
マーシャル「ひゃあっ!」
ラヴィード「うっしゃあ!行くぜ!!」
これが、この出会いが全ての始まりだった…
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