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佐緒と俺とハルルというよく俺をからかう狐で佐緒の使い魔で『骨董過去屋』をやっている。
店の中は中世の西洋を思わせる貴族の館のようだ。部屋がいくつもあってだだっ広い玄関に螺旋階段があるあれだ。
奥へと進み、螺旋階段を登って二階に上がる。二階は、それほど部屋数は多くない。多いのは一階だ。
二階にあるのは俺と佐緒(ハルルも含む)の部屋と客室が一つと小さな食堂だけだ。客との対応は全部一階でやるから二階は自分たちの生活する上で必要な部屋しかない。
「じゃあ、開店時間にね」
佐緒は自分用の部屋である螺旋階段のすぐ左側の部屋に俺に向かって手を振りながら入っていった。
「はい」
俺も自分に宛がわれた部屋である佐緒の部屋から二番目の部屋に軽く佐緒にあいさつしてから入った。
『骨董過去屋』は午後6時開店なのでまだ二時間くらい時間がある。
部屋に入った俺は時間まで寝ることにした。
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