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この前にあった時、
忘れずに番号を交換した。
だから、声だけでも聞ける。
俺は今、
携帯の液晶画面とにらめっこしている。
蘭の声が聞きたい。
だから電話しようと思ってる。
でも...
迷惑じゃないかな。とか
出なかったらショックが大きいだろうな。とか
いろいろ考えてしまう。
そんなとき――
プルルルル
プルルルル
携帯が鳴った。
着信相手を見る。
思わず笑顔があふれた。
着信:蘭
そう書かれていた。
あわてながら電話にでた。
丸「もしもし?」
蘭「もしもし?隆平?」
丸「せやで。俺も電話しよかなって思ってたとこやねん。」
蘭「そうなんだ。ラッキーだね。」
丸「せやな。」
蘭「隆平?」
丸「何?」
蘭「迷惑だったらいいんだけど...今度の日曜日、クリスマスでしょ?私、彼氏と別れたから1人なの。一緒にクリスマスパーティーなんない?」
なんと、
デートのお誘いだ。
なんて嬉しい事だろう。
俺は迷わず決めた。
日曜日、クリスマスパーティーをやる日に俺は告白する。
あれ?
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