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「さぶっ…」
季節は真冬…
今日はサンタが来る日らしいが
正直プレゼントが貰えれば何でも良い
俺はベッドから体を起こす
「親父…今年は何を置いたんだろ」
俺はさっそくプレゼントを探す
ベッド…テーブル…棚…
くまなく探すが見つからない…
「あれ…おかしいな…見つからなぃ」
いつもなら分かりやすいところに
置いてあるのにな…
必死になって探していると
肩に違和感がある…
誰かが肩を叩いている
「悪いけど…今忙しいから後にしてくれない?」
「なんで忙しいの?」
「プレゼントを探してんだよ」
「それってクリスマスの?」
「当たり前だろ! ってか俺のプレゼントをどこに…!」
勢いよく振り向いた先には
……………………サンタ?
真っ赤な服に、もふもふしたものがついてる…
いやそんな訳ないよな
サンタなんて実在しないんだ
「お前…誰!?」
「誰って見てわからないの? サンタだよ? サンタクロース?」
「いや…俺に聞くなよ。お前に聞いてんだからさ」
「だいたいさぁ、こんな時期にこんな格好して外歩いてるのなんて、サンタくらいしかいないでしょうが」
「どの時期にもいねぇよ」
なんだこいつ…だるい…
サンタだと言い張る男…
本当にこいつは何物なんだろうか
どうしてここに…
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