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帰り道
私とマリは帰り道が違うので校門で別れた。
世の中には、ＳとＭしか存在しないと言われている。
でも私はＳもＭも嫌いなんだとおもう。
自分のことすらＳなのかＭなのかわからない。
男子でＭはキモいし、私にはＳの良さがわからない。
どこがいいのだろう。
命令されたり、からかわれたりすることの………。
｢……ね……かね……あかね！｣
｢ひゃぁ…だっ誰!?｣
私が後ろを向くとそこには………
いま一番会いたくないひとNo.1の高野圭が立っていた。
｢お前俺を何時まで無視してんだよ｣
｢知らないわよ！私は俺様もＳも嫌いなの！大嫌いなの！だから近づかないでよ！｣
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