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「擬態能力。蛇体のままで外歩いたら大騒ぎになるからね」
人間の脚に戻した(いや、擬態だからこの表現はおかしいか?)リリィは笑みを浮かべて話す。
「今度はこっちが聞く番だよ」
「…そうか」
「えっと、貴方の名前は?」
「出会って数分の身元の知れないラミアに教えられるか」
「えー、ボク教えたのに…」
頬を膨らまし、分かりやすく不満を露にするリリィ。
「…結構恥ずかしいね、怒ったからってほっぺた膨らますの」
「ならやるな」
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