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「んぐんぐ…もごもご…」
「………おかわり、要る?」
うん、と言いながら元気よく突き出された茶碗を受け取り、俺は三杯目のご飯をよそう。
…事は数十分前に
遡る。
音が気になったので外へ出ると、ドアの前に一人の少女が倒れていた。
フリルのついた真っ白なワンピースに、これまた真っ白なローファー。それらとは真逆の真っ黒なロングヘアー。
とりあえず、このままにしていては俺に変な噂が立つこと請け合いなので、部屋へと運ぶことにした。
「…柔らかいな、この娘」
場違いな感想。
気づいたら、そう呟いていた。
全体的に細く、華奢な体つきだが、
脚、背中、腰回りと、適度に肉がついている。
…が、そんな身体のある部分だけ、凶悪なまでに膨らんでいるのは何故だろう。
…考えるのは止そう。
まずは、この娘を部屋へ入れてからだ。
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