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幸い、こいつとは取っている講義は違っている為、講義室に着いてからは静かになった。
「講義お疲れ!」
講義室出てからすぐに出会したが。
とりあえず、無視。
「弥ー。そこは俺にも労いの言葉かけてくれよー」
少し早く歩く。
「ところでお前この後空いてる? 空いてたらさー」
全力疾走。
「メシでも食いに行きませんかい?」
…何でこいつはピッタリ俺の横について来るかな。
先に体力が尽きたのは俺だった。
「ゼェ…ゼェ…」
「お疲れー。だが無理は良くないな」
最早つっこむ気にもなれない。
とにかく、関わりたくない。
あれだけ走ったというのに汗一つかいていない、日焼けした顔には相変わらずの笑みが浮かんでいる。
全く、忌々しい。
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