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「そろそろ起きないと駄目だよね……、」
一人呟いてベッドから降り、リビングへ向かうために『エンジェル』に乗って部屋を出た。
リビングのドアを開けると、私に向かって優しく微笑むパパとママが居た。
「杏樹、おはよう。」
「おはよう!!パパ。」
「おはよう、杏樹。今日も元気ね。」
「おはよう!!ママ。」
『エンジェル』を動かしてリビングの中に入り、優しく微笑みながら挨拶をしてくれるパパとママに笑顔で挨拶をした。
「今日から杏樹も高校生ね。楽しい高校生活を送ってね。」
「ママ、ありがとう。」
「杏樹が入学する高校は『エンジェル』を利用出来る環境だという事は分かっているけど、絶対に無理はしない事。分かったね?」
「はい、パパ。無理しないように気をつけます。だから余り心配しないでね。」
私は心配そうな表情をしているパパとママに向かって微笑んだ。
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