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音楽室には様々な楽器が置いてあり有名な作曲家などの写真が飾ってある場所です。
柊 紅夜(ヒイラギ コウヤ)は放課後音楽室の前を通り、正面玄関まで行こうとしたら無人の音楽室からピアノの音が聞こえてきた。
柊は学校にはよく出る(幽霊)と言われているため恐がりながらも確かめるべく、そっと足音をたてずに音楽室の扉に手をかけごくりっと唾を飲み込む。
(幽霊とか絶対出んなよッッ)
ぎゅっと目の閉じ少しだけ扉を開け隙間から中を除く。
(あれ…‥誰も居ない……)
ピアノの方を見るが誰も居ない、今さっきまで聞こえてたピアノの音も消えていた。
可笑しいと思い扉を大きく開け中に入り辺りを見渡すが誰も居ない。
(確かに聞こえたのにな…もしかして幽霊――!!)
「なんの用ですか??」
(!!!!!!!!)
急に後ろから声がしてビクつくやいなか、すぐさま近くの机に隠れ声がした方をそっと伺う。
「なん何ですか貴方は??」
急に中に入ってきたので声をかけたのに逃げられ、恐る恐る伺う相手に少し苛立つ。
「お前何処からきた!!」
机から少しだけ顔を出し相手を観察する。
声をかけてきた男の制服の色が柊と違うため、一個年下だと分かるが柊は前に居る奴に見覚えがある。
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