気づいて

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「おーいッ!!山本ぉ──ッ」 「練習始めるぞ~!」 グラウンドから先輩に呼ばれる。 「すいません!今行きます!!」 もう一度。 窓を見上げて。 顔は見えないけれど 獄寺に向けて微笑んだ。 「…じゃあ、行ってきます。」 同時に駆け出す。 足の裏から伝わる 土の感覚。 一歩一歩 意識しながら 走った。
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