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化け物というものもいるが、将来の魔人候補として期待するものもいる。そのため、前に出た三人に自然と視線が集まる。
「ねぇ、早く終わらせない?」
「あ、そうだね。誰から行こうか?」
「ああ、俺から行こう」
ジーンがそう言って踏み出した。教師に促され箱の中へ入ると透明な扉が閉まり、扉が青く光った。
「ん、防護膜張るのか」
何度か目にしたことがある防護の魔法。いくら優秀とは言っても使い魔召喚はこれが初めて。どれだけの危険が伴い、どれだけの魔力を使うのかすらわからない。期待と不安、しかしやらなければ次へは進めない。
「では始めましょうか」
ジーンが息を吐いたところで、外にいる女性教師の声が箱の中に響いた。
「恐らく知っているとは思いますけど、召喚自体は簡単で魔方陣の中心に立っているだけでいいです。陣が縁を探し、契約を手助けしてくれます」
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