彼女

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バイトに新しい男の子が入ってきた。 4月からはシンくんとあっちゃんが就職するためいなくなるので人員確保のために。 わたしたちは相変わらず毎日出来る限りの時間を2人で過ごしていた。 たまに2人で学校を休んでホテルに行ったりもしたし、彼の通っている専門学校へも行った。 彼の通っている美容院へも紹介されて通うようになった。 いつの間にかわたしはシンくん一色になっていた。 愛されていると実感していた。 彼がわたしを見つめる目。 抱く腕。 優しい手。 キス。 笑顔。 いつまでも変わらずわたしがバイトへ行く時には笑って優しくキスをして見送ってくれた。 このまま永遠に彼といれる気がしてた。 終わりも想像してなくて… わたしの隣には彼がずっといるものだと思ってた。 あの時までは…
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