東方蓮華想

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「兄弟二人、仲良くやってるか?」 「ハイ、勿論です」 「そうか、それは良かった」 両親が死ぬ前までは、俺も穂汰も上白沢さんの家の寺子屋に通っていた 恩師にあたる存在だ 「じゃ……そうだな この団子この団子を二つずつ貰えないか?」 上白沢さんが指したのは、淡い青色の団子と、白い団子だった 「わかりました、箱にお入れしましょうか?」 「いやいい、このまま持とう ほら妹紅」 上白沢さんが二つの団子をもう一人後ろに居た女性に差し出した 藤原 妹紅さんだ 時々上白沢さんの寺子屋で暇を潰しているのをよく見かけていた 「あぁ、ありがとう」 「それじゃあ雨月、頑張れよ 穂汰にも宜しく伝えてくれ」 「ハイ、ありがとうございます!!」 出だしは上々 中々の売上だ 「それでも、夜雀の所には勝てないだろうなぁ……」 「雨月兄ちゃ~ん ハイ、わたあめ買って来たよ~」 穂汰がわたあめを持ちながら走り寄ってきた わたあめ良いよね 食べるのじゃなく小さい子が食べる光景を見るのが ん?変態? なんとでも言え
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