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「穂汰~メシ出来たぞ~」
「分かった~」
俺はメシは作れる
逆に、穂汰は団子しか作れない
俺は母さんにベッタリで
穂汰は親父にベッタリだったからだろう
そんなこんなで、バランス良く生きている
「いただきま~す」
穂汰はいつもの無邪気な笑顔で料理にがっつく
無邪気な子供は可愛いなぁ
そこのブラコンって言った奴
ちょっと来い
「ごちそ~さま~」
「お粗末様でした」
「お風呂沸かしてくるね~」
ホント、いい子に育ったよな
俺は、少し遅れて食べきった
明日の夏祭り、とても楽しみだ
店も出す予定だが、俺と穂汰が交互に店番をする
その間に祭を楽しむのだ
この日には、妖怪だって里に来る
妖怪だろうと人間だろうと、やはり祭は好きなのだろう
とても、楽しみだ
「雨月お兄ちゃ~ん
お風呂沸いたよ~
一緒に入ろ~」
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