☆発覚☆

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☆発覚☆

H18/09/25. 子供が出来たことに気付いたのは、この頃だ。 10月に入ると、夜の仕事には一切でなかった。会社は半ばからは出ていない。11月に入ると両方辞め、実家に戻り、暮らして居た。 そんな中、10月頃から少し出血が目立ったため、何度も病院に足を運び検査をした。 11月、旦那と住む部屋が決まり、旦那は直ぐに、新居で暮らした。(私はまだ実家に居た。) 3ヵ月に入った頃、先生が 『赤ちゃんの体、様子がおかしいですね。全身、水ぶくれになってるような…』 と私に伝えた。心臓がドクドク波打った。怖くて体が熱くなったのが解った。 『どういうことですか?何ですか、水ぶくれって…』 と言うと 『原因は多数、挙げられますね。まだこれと言って決定的なことは言えません、ただ、頭に浮かぶ病気はいくつかあります。』 と、淡々と喋って居る。 『病気?何それ。赤ちゃん病気なの?』 私は実家に帰るなり母に相談し、携帯のYahoo!サイトで胎児の病気について調べた。 結果…胎児水腫(たいじすいしゅ)という病気だと判明した。 胎児水腫とは…染色体異常、先天性異常、心臓病、リンゴ病、といったものが原因とされているが、未だはっきりとした原因は解っていない。胎児水腫にかかる確率は極めて低い。治る確率もほぼ無く、死産や流産、早産が多い。 初めての妊娠、結婚で不安な私、更に追い詰められる結果だった。 その日のうちに旦那に相談した。旦那は 『病気でも構わない。結婚はするよ!』 と言ってくれた。でも私は 『この人のこと好きぢゃなぃ。別れたい。でもこの子を守るために耐えなきゃ!』 と自分に言い聞かせていた。
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