2/3
前へ
/68ページ
次へ
「流石に、飲み過ぎじゃないの?」 うっせー。 「俺、ザルなの。」 「知ってるけど、それでも飲み過ぎだって。ヒロ、やめときなって。」 「嫌だ。」 「嫌じゃないよ。明日も仕事でしょ?」 「休む。明日体調不良になるだろう。」 「予言かよ。当てる気だな、それ。」 「ミキ、看病しに来て。」 「いや、俺、明日仕事…」 「嫌だ。来て。」 「嫌だとか言われても無理だよ。俺ん所人手が少ないんだから休めない。」 「ヤだ。」 「駄々っ子か。飲み過ぎだ。ほら、帰ろ?」 「ヤ。ここで寝るもん。」 「いやいや、俺、おぶって帰れないから止めて。」 「おんぶ。」 「いや、無理。マジ無理。」 「非力。」 「いや、まぁ、そこは確かに強く否定出来ないけどさ、とりあえず自分がマッチョな事を自覚してくんないかな?今体重何キロあんの?」 「Ladyに体重聞くなんて失礼だぞ☆」 「誰がLadyだ。」 「俺だよ。」 「黙れよ。酔ってる?ねぇ?酔ってるよね?」 「酔ってないしデコ野郎。」 「デコ言うな。ちょっぴり人よりゆとりあるだけだし。ゆとり教育。」 「馬鹿野郎!そこはゆとりの範囲外だ!テストに出ません!」 「…やっぱ酔ってるんでしょ?ねぇ?ホントは酔ってるんでしょ?」 うっせぇ馬鹿。 酔ってねぇつってんだろ。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

167人が本棚に入れています
本棚に追加