運命

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「え…?ほんとっ!? いくら振り込めばいいの?」 上着を羽織る手を止め 電話の向こうの 来弥に問いかける 『…100万円』 「…ひゃ、ひゃくまん?」 あまりの高額に 上着を落としてしまった 『お兄ちゃん…お願いっ』 「う…ん…。 すぐ振り込むからっ!」 『ありが、とぉ…!  あっ!?』 「ら、来弥!?」 『〇×銀行、口座番号は  ××××だからな。』 今度は低い男の声 「…わかった。 来弥は無事っ?」 ブッツーツー  
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