STAGE 2 押し付けは御免だぜ

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ACT 2.2 [ところで、俺のブラディアの能力の話しはどうなった?] 一度でも人間(適性者)と融合したブラディアは、本来なら適性者以外では互いに拒絶反応を起こす。 だが今回、ゼノスのブラディアは侠介も適性者として選んだ。 この事はブラディアを開発してから初めての事。 侠介はその第一号として世界政府とイーグル上層部により、連日のように検査されるが結果はいつもと同じ 「ただの適性者」という事だけだった。 だが連日の検査と遺伝子レベルでの検査により 「一つにつき一つの能力」 が基本だが、侠介の場合はゼノスを介した事により 「能力が二つある」可能性がでた。 ゼノスのブラディアと侠介のブラディアは同じブラディア。 だから本来ならばブラディアの遺伝子は同じにならなければならないはずが、 「変異している箇所」 が侠介側から数箇所発見された。 そんな中、ウラノス・特A隊にバラドと玲華が配属され現在のウラノス隊の精鋭部隊が結成された。 侠介は数々のミッションをこなしながらブラディアの力を使いこなしていく。 ※余談 ミシェルはこの辺りから鬼上官と恐れられ、影で「夜叉」と呼ばれはじめた。 --------------------- 『侠介、何度言ったらわかる? もう軍人なんだ。 言葉遣いにはきを付けろ』 そう、侠介に静かに怒っているのは各部隊長の上官である 「ミウラ司令官」。 本名 三浦重寿(みうらしげひさ) ここ第一イーグル支部には四人の支部長がいて、それぞれの部隊を率いている。 ミウラはその四人の内の一人。 (ウラノス隊はミウラの部隊の一つ) 『んな事言われても、好きでブラディア所有した訳でもないしゼノスさんの代わりになった覚えもない。 俺はまだ一般人』 『その気持ちは分かるが、 どのような経緯であれブラディアを引き継ぎ政府機密を知った。 だから「生きる」か「死ぬか」で言うならば「前者」を選んだのだろ? だったら最低限でも言う事を聞け。 その一つが言葉遣いだ。 俺はともかく、他の司令官にはちゃんと接しろ』 渋々とソファーにかける侠介。 と、そこに 『ミウラいるかぁ~? あれ、どうした二人とも?』 と明らかに友達感覚で部屋に入ってくるバラド。 『ミウラ司令官、バラドはいいんですか?』 侠介はバラドを指差しながら細目でミウラを見つめニヤリ。 ミウラは手を顔に当てながら「ハァ~」と溜息をつき、首を横に振っていた。 ―――――――――――――― (~登場キャラと作者の絡み~) 侠介 (オイ、能力の話はどこへ行った?) 作者 (…すまんすまん。 話は繋げるから勘弁して) 作者はぼそっと言った。 ―――――――――――――――
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