番外編 稀にみる団結力

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番外編 稀にみる団結力

※この回は本編と関係ありません ACT-0.00- 『バラドってさミシェル隊長と仲が良いよね? 上官と部下のハズなのにタメ口だし』 玲華の言ったこの一言が好奇心旺盛な隊員達の心を揺さぶった。 と、言う事でバラドとミシェルの関係を探るべく今までにないくらい隊員達は一丸となる。 (こちらレイス、例のターゲット二人を発見。 現在第三区域を西へ向かい歩行中。 様子は・・・・とても和気藹々だ) (こちら玲華、了解。 気づかれないように慎重に続けてください) 玲華を筆頭に数名が隊員室で通信を取り合っている。 はたから見れば凄い真面目に仕事をしている様に見えるが単なる悪ふざけに過ぎない 隊員室に居ない者はバラバラで行動しバラドとミシェルを監視・追跡を行っている。 (あ…こ、こちらライ。 ってか、いつまでやるんだ?) (ライ! 何言ってるの!! しっかり報告しなさいよ) 通信機で玲華から理不尽に怒られたライは渋々通信を続ける (ハァ……現在、バラドはトイレに入った。 ミシェル隊長は壁にもたれ掛かり待っている感じだが) (ライ。 貴方、ミシェル隊長にさりげなく話し掛けなさい。) (はぁぁ? 何で俺が話を…) (いいから、いいから。 早くしなさいよ!! バラドが出てきちゃうでしょ) 溜め息をつきつつも通信を入れたまま、ライはさりげなく通り掛かる振りをして話しかける 『み、ミシェル隊長。 何をし、しているんですか?』 『何だライか。 ちょっとな…… それより、その質問をそのまま返すけど何故こんな所にいるの? こちらには何も無いはずだけど?』 『あ、あぁ第四区域に行こうと…アハハハハ。 それでは』 ライは敬礼し足早にその場を立ち去り、直後にバラドがトイレから出てくる。 『ん? どうしたミシェル』 『いいえ、ちょっと「馬鹿な事」をしている部下がいるみたいなのよ』 ミシェル溜め息をつき二人で歩き出す。 特A隊員ライ志し半ばで撃沈…… ――――――――――――――― ライ(作者!!俺を勝手に殉職させるな) 作者(あぁ大丈夫。 本編とは関係ないからOK) ――――――――――――――― (ライ誰と話をしているの?) (あぁすまん。 この小説の作者と話をしていた) (作者?ってどうでもいいわね。 ミシェル隊長は?) ライからの報告を受け玲華は次のポイントへ通信を繋ぐ。次第に慌ただしくなる追跡係。 (あぁ!! こちらナナード。 滅多に人が入らない第一区域資料室へ二人で入って行ったぞ!!) (密室の資料室....全員、ただちに第一区域資料室を包囲!!) 何故か全員が物々しい雰囲気になっていた
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