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数分後、特A隊と玲華が資料室の周辺で待機する。
(ねぇ中の声とか聞こえないの!?
誰か入って行きなさいよ)
そんな無茶を言っているとバラドとミシェルが資料室から出てくる。
『ここじゃ無理っぽいな』
『そうね。 狭いしホコリっぽいし、暑くなったらジメジメしそうだし…
やっぱり自室でヤリましょ』
そう言った二人は来た道を戻りはじめた。
(ねぇ皆聞いた!?
ヤルってまさか×××じゃない!!!
やっぱり二人は出来てるのよ~)
かなりテンションが上がってきた玲華につられ、他の皆もざわつきテンションが上がっていた。
(移動よ、移動!!
きっと事件は隊長室で起こるわ!!)
通信機越しに「オォ-」と聞こえてくる。
またまた数分後……
(こちらレイス、隊長室へ入る二人を確認!!
って玲華さっきの話はマジか!?
そんな×××を自室でヤルなんて)
(もう決まったような物。
資料室での会話が証拠よ)
ウキウキ気分とドキドキ気分が混ざり全員が変なテンションになっていた。
玲華を筆頭に隊長室のドアに耳を当てる特A隊員達。
中からは微かに声が聞こえてくる。
「ちょっとバラド、そんなにダメ……」
「良いだろ別に…バレなきゃ……」
耳を当てていた全員がドアから離れる。
その姿からは明らかに興奮していた。
(れ、玲華…聞いたか?)
(えぇ、もう間違いないわ)
他の隊員にも通信を入れ、同時に隊長室へ突入する玲華。
『失っ礼しま~す!!……ってアレ?』
目に入ったのは向かい合わせに座る二人と、テーブルに置かれた何種類もの酒。
『な、コレ!? 二人はラブラブで今から×××じゃないの!!!?』
『ははぁ~ん、そう言う事なのね玲華。 さっきのライといい貴女といい全員で何をしているのかと思えば……』
ミシェルから凄まじい殺気にも似た何かが隊員全員を包んだ。
『全員良い度胸ね。
無論、「覚悟」の上での行動と解釈するわよ?
全員集まりなさい!!!!』
その声に特A隊員全員が隊長室前に並ぶ。
この後ミシェルによりキツ~イお仕置きがあった事は言うまでもない。
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(~登場キャラと作者の絡み~)
玲華
(ちょっとデリーター!!
結局バラドとミシェル隊長の関係って何なのよ!?)
作者
(そのうち分かるから。
それより、その「コブ」。
すっげ~面白いな
(≧~≦))ププッ)
侠介
(どうでもいいが、俺の出番なくねぇ?)
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番外編 ミッション完了
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