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STAGE3 ACT 3.1
[悪夢の廃墟都市]
一時間前、ウラノス一般隊及び特A隊全員に通達があった。
そこはウラノス隊が使用する会議室。
ウラノス隊だけでも200人近いが、全員入ってもまだ余裕がある部屋。
『先程、各地における数箇所の廃墟で今までにない数のジュバロが確認された。
この第一支部周辺では、廃墟都市ガザルムにてジュバロを確認。
それにより、ジュバロ討伐の戦果率が高い我がウラノス隊に白羽の矢が立った。』
難しそうな話を言ってはいるが、要は「雑用」。
しかも雑用は雑用でも面倒臭い雑用。
結果は確かに良いんだろうが、あくまで特A隊とブラディア使いが三人いるからだろう。
『一般隊は先にミッションを行う為、一時間後に出発する。
各自、迅速に準備を行え』
一般隊は先に部屋を出ていく。
その場に残ったのは20名程度の特A隊だけ。
『んで、厄介なミッション内容はなんですか~?』
侠介は口を尖らせ上唇の上にペンを乗せながら話す。
『まぁそう言うな侠介。
今回、特A隊の出番は無いかも知れないぞ』
『出番無しってなんでだ?
進化クラスの確認は無いのかよ』
『先見隊の報告通りならな。
確認されているのは、クラスCDのジュバロでその数が多数っていう話だけ。
だが何が起きるか分からないから各自、戦闘準備はしておきなさい』
先に出た一般隊の後に特A隊が出発した。
特A隊出番無しで、楽勝と思われた今回のミッション。
だが戦闘開始から数分後に々、悪夢へと変わる事になる。
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