STAGE 3 今の家族はお前等だ

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ACT 3.2 [あれ?今回シリアス路線なの??] 『マジかよこれ……』 ポイント247へ向かった三人は、目に入った進化クラスのジュバロの大きさに戸惑った。 現代の物で例えるなら、4tトラック位の大きさ。 そして、その巨大なジュバロとは… 体はネズミ、首から上がカマキリになっているジュバロ。 『なぁ、前の芋虫が可愛く思えるな。 これは酷くないか?』 『確かにこれは頂けないわ……で、名前は何て呼ぶ?』 『変異体から更に変異したみたいだな。 マウスとマンティスで「マウティス」でいいんじゃねぇか?』 サラサラと話しているが、その光景とはかなりのギャップがある。 『ヤバい!!! 全員、左右に散るんだ!!!』 その瞬間、そのマウティスはいきなり突っ込んでくる。 廃墟のビルに思いっ切りぶつかりビルは崩れていく。 「おぃミシェル、コイツは変異体からの変異体だ!!! ブラディア無しじゃ勝てない!」 「分かったわ、許可する。 特A隊全員、聞こえたわね? 各自サポートへ回りなさい!!」 崩れたビルからはい出るマウティスは腕を振り始め回りを崩していく。 『少し静かにしてもらおうかな!!』 バラドのブラディアで辺りが霧に満たされていく。 同時に玲華のブラディアが発動する。 『範囲指定OK。異状無し。 制限時間は480(8分)、侠介準備は?』『勿論、OKだ!!んじゃ早速行こうかッ!!』 侠介は勢い良く駆け出す。 気付いたマウティスは侠介に向かい腕を振り落とす。 その腕はコンクリートを簡単に砕け倒す威力。 身体能力が上がっている侠介は難無くかわし懐に飛び込む 『まず、一発目!!』 拳を繰り出す。 拳が当たった直後にマウティスは後方へ吹き飛びビルにぶつかった。 追い撃ちを掛けるようにジャンプし蹴りをかます。 ドンッと音と共にマウティスの体がコンクリートの地面に減り込んでいく。 「ミシェルだ。 侠介、状況はどうなっている?」 「今、確認中。 ただ2発だけでくたばる進化クラスはいないだろうな」 砂ボコリを掻き消すようにマウティスの腕が空を切っていく。 ブォンブォンと空を切る音がバラド達にも聞こえる。 『玲華、俺も侠介に加戦する。 お前はミシェルにアレの使用許可を取り次いでくれ』 そう言ってバラドも走っていく。 「こちら玲華。 バラドも侠介の所へ加戦する為に向かいました。 それとミシェル隊長。 「ガンソード」の使用許可をお願いします」
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