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STAGE4 ACT 4.1
[ 俺のプリン返しやがれ!! ]
春夏秋冬、関係なく物を冷却させたり冷凍させたり何かと忙しい冷蔵庫。
その中に大切に保管されている物があった……
『あぁ!! 誰だ俺の食った奴はッ!!!』
と、怒鳴り声をあげる侠介がいる。
それに気づいた隊員達が隊員室に駆け付けた。
事情を聞くとミッション終了後に食べようと保管していたプリンが無いらしい。
皆が呆れ顔でいる中、侠介を除き一人だけテンションが違う隊員がいた。
『これは事件の臭いがするわね』
どこから入手し、いつの間に着替えたのか知らないが探偵の格好をした玲華が居た。しかも、ちゃんとパイプもくわえている。
それを見ているバラドと侠介がヒソヒソと話す。
(なぁ侠介。 話しがややこしくなる前に新しプリン買ってきた方が良くないか?)
(やっぱりバラドもそう思う?)
『なぁにコソコソ話してんのよ。 この名探偵玲華が、スッキリ・チャチャッと解決してあげるわ!!!』
親指を立て、ウィンクをしながら自信満々な玲華をみた探偵達はササッと散っていく。
※彼等の頭の中には、以前玲華の思い込みによりミシェルの怒りをかった事が過ぎっていた「番外編 参照」
玲華は虫眼鏡を使い、隊員室を物色しはじめる。
近くに居たライと侠介は
「虫眼鏡は必要なくねぇ?」
とツッコミを入れようとするが、
『いや二人とも、これは面白そうだ。
しばらく放っておこう』
と面白がっているバラドが逆に二人を止めに入る。
(侠介、俺は一度「玲華がらみ」で大変な事に巻き込まれた事があるんだが、今回も俺的に物凄く嫌な予感がする……)
(奇遇だなライ。 俺もそれを感じて仕方が無い…)
侠介とライは静かに部屋を出ようとする。
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「~登場キャラと作者の絡み~」
ライ
(って作者のデリーター。
シリアスから、いきなり変タイトルに切り変わったが読者の皆さんは離れて行かないか?)
作者
(ライ君、それは愚問だね。
離れる以前に、読者は我々くらいしか居ない)
ライ
(そうか…すまない。
聞いてはいけない質問だったな。
質問を変えて、この小説は「シリアス」なのか「おふざけ」なのかどっちになるんだ?)
作者
(7:3の割合で7が、おふざけさ(ーー;)
一作目がシリアス路線だったから、二作目のこの小説は路線を変更しようと思ってね。
ライ
(それは構わないが、締める所は締めないと「玲華が暴走」する。
俺を巻き込まない様にしてくれ)
作者
(考えておくよ(´Д`)> )
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