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ACT 5.2
[ 最強とかに興味なんて無い ]
神咲は言った。
『解放したら止められない』
と。
それは、力が制御出来ないという訳ではなく
「意識が無い」のだった。
言うなれば、
「現在の侠介と同じ」。
『あのブラディア…放出型か。
しかも状況は「俺と同じ」ときた……
だとしたら、本人が「完全に気絶するか」あるいは完全に……「死ぬか」か』
今は第二解放した侠介の体をブラディアが支配している。
それを周りにいる研究員は気付いてはいない。
吹き飛ばされた神咲はゆっくり立ち上がり、そしてまた巨大な獣が現れた。
侠介が駆け出すと巨大な獣は腕を振り落とし、ドスンと砂煙が上がる。
『マキ、ケンタ!! ちゃんと撮ってる!?
これは歴史的な事よ。
最強に位置付けされているブラディアと新型の第二解放を果たしたブラディアの戦い。
論文が、論文が私を呼んでいるわぁ~!!』
『た、橘さん…目がイッてますよぉ』
ケンタが注意する中、砂煙 が消えていくと「巨大な獣の腕」に対し「人間の腕」で対抗し押し返している侠介がいる。
ガラス越しからそれを見ている橘を含め研究員全員が魅入ってしまっていた。
『ハハハハハハッ!!
いいね、いいねぇこの感じ!!
もっと見せてみろよ、お前の力を!! 神咲ィーー!!!』
侠介はそのまま獣の片腕を両手で掴み後ろに投げ飛ばす。
最強と言われるランクのブラディア所有者、神咲を凌駕しはじめた侠介……もとい「侠介のブラディア」。
研究員達は新型ガン・ソードのデータ収集どころではなくなっていた。
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久々の
(~登場キャラと作者の絡み~)
侠介
『おっ、超久々じゃん!!』
作者デリーター
『やぁ侠介。 なんか展開がコロコロ変わるねぇ』
侠介
『アンタが考えたんだろ(-.-;)』
神咲
『あの~何ですか、この空間……』
作者
『おぉ神咲ちゃん!!(ギュッ)』
神咲
『デリーターさんですよね。
って離れてください(ーー;)』
侠介
『神咲、気を付けろ。
デリーターは自分の小説の世界だからってやりたい放題やるから』
神咲
『そうなんですか?
じゃあ私もそのうち「あんな事やこんな事」…(´Д`)』
作者
『作者の俺より凄い事考えてる(-.-;)』
まぁ意外とそんなキャラだからいいか。
おっと時間か。
これから先も引き続きブラディアをご覧下さい』
侠介・神咲
『さりげなく宣伝すんな』
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