STAGE 1 芋虫って連呼すんな

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ACT-1.3 「芋虫なんて怖くない!!] 『ところで侠介。 なんで芋虫苦手なんだ?』 素朴な疑問をぶつけるバラドに対し何故かワクワク気分で聞きたがっている玲華がいる。 『確かに気になるよね~。 ねぇ~、何で何で~?』 『玲華、そんなに目を光らすな・・・ 知りたいなら教えてやる。 あれは俺が8歳の時だ。 大好きな「ジャガイモ」コロッケを食べた時・・・』 『いや、侠介。もういい・・・ジャガイモって単語が出た時点で何となく解った』 バラドと玲華はとても憂鬱な気分になってしまった。 『だから言ったろ。分かる人には分かる話しさ』 澱んだ空気の隊員室に部隊の仲間が入って来るが、後退りする。 (なんだこの空気は・・・) ミッション開始の時間になりウラノス部隊、他2部隊が作戦ポイントへ移動を開始する。 隊員全員にはワイヤレスのイヤホン型通信機が渡されている。 通信機は一人に対し一つで、各部隊長と侠介達三人は「全体時」と「特殊ミッション時」と切り替えが出来る特殊な通信機を装着している。 通信機を通してミシェルから全体に作戦の最終確認が入る 『精鋭部隊以外はポイントA~Cまでのジュバロの討伐・・・・』 話しの途中、侠介の少し震えた声が入る 『皆、しっかり芋虫退治してくれよ~』 『あぁ~ミシェル。確認中にすまん。それより俺からも頼む』 『ごめん、私からもお願いするわ』 珍しく話しに割って入るバラドと玲華に全員が声を上げる。 途中ミシェルから全員、葛を入れられながらポイントへ到着し「作戦開始」と各部隊長の一声で散開していく。 『バラド、玲華、侠介聞こえる?』 『こちらバラド。OK、聞こえてる』 『こちら玲華、聞こえてます』 『侠介、OK~』 『作戦を再確認する。 各部隊長と私が先にポイントAに進行し、ターゲット確認後包囲攻撃を開始する』 『いや俺達だけで十分だ・・・』 やけに自信満々な侠介が話しを遮るがミシェルが一喝する 『侠介、言っておくけど進化Bは芋虫よ。しかも巨大・・』 『各隊長様!!サポート宜しくお願いします!!!』 侠介以外、全員が一斉に溜め息をついた
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